案内記(読み)アンナイキ

デジタル大辞泉 「案内記」の意味・読み・例文・類語

あんない‐き【案内記】

ある土地に関する地理交通手段名所旧跡などを記した書物

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精選版 日本国語大辞典 「案内記」の意味・読み・例文・類語

あんない‐き【案内記】

  1. 〘 名詞 〙 その土地の地理、風俗歴史などをしるした書物。特に、観光旅行者の道しるべとなるようなものをいうことが多い。
    1. [初出の実例]「先づ其国の案内記或は其所の地図を求め」(出典:西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉中)

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世界大百科事典(旧版)内の案内記の言及

【リンスホーテン】より

…89‐91年ドイツの大商人フッガー家の代理人としてアゾレス諸島に滞在。92年エンクホイゼンに帰り,同市のパルダヌスPaludanus博士の協力を得て,みずから収集した膨大な資料を《ポルトガル人東方旅行記》《案内記》(ともに1596)として出版。これはポルトガルが独占的に巨利を得ていた東方貿易の実情を暴露し,オランダ人のインドへの航行熱を刺激するとともに,旅行手引書として大きな威力を発揮,ドイツ語,フランス語などにも翻訳された。…

※「案内記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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