桑弧蓬矢(読み)ソウコホウシ

デジタル大辞泉 「桑弧蓬矢」の意味・読み・例文・類語

そうこ‐ほうし〔サウコ‐〕【桑弧×蓬矢】

男子が生まれたとき、桑の木で作った弓とよもぎの矢で天地四方を射て、将来雄飛を祝ったという「礼記」射義にみえる中国古代の風習から》男子が志を立てること。

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精選版 日本国語大辞典 「桑弧蓬矢」の意味・読み・例文・類語

そうこ‐ほうしサウコ‥【桑弧蓬矢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 桑(くわ)の木の弓と、蓬(よもぎ)の葉で作った矢 )
  2. 昔、中国で男子が生まれたとき、これで四方を射て将来の雄飛を祝ったこと。桑蓬
    1. [初出の実例]「右御産平安之由承悦侍。桑弧蓬矢有其験乎」(出典明衡往来(11C中か)中本)
    2. [その他の文献]〔礼記‐射義〕
  3. 転じて、男子が志を立てること。桑蓬の志。

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