日本歴史地名大系 「桑田山村」の解説 桑田山村そうだやまむら 高知県:須崎市桑田山村[現在地名]須崎市桑田山虚空蔵(こくぞう)山(六七四・七メートル)南麓と蟠蛇森(ばんだがもり)(七六九・三メートル)の東南麓を占める村で、両山の間を桜(さくら)川が南流する。遠くに須崎湾が眺望できる。「土佐州郡志」には「在山高処、東限戸波界樫坂上、西限多郷界高砂礫、南限多郷村・吾井郷村、北限佐川大影山」とあり、川沿いに東(ひがし)・国見(くにみ)・本村(ほんむら)・西生(にしう)谷・竹之川(たけのかわ)などの集落があると記す。村名について、弘法大師が四国霊場八十八ヵ所を開く途中、桃の花が満開だった山を「桃の花に染んだ山」と嘆賞したことから「そうだ山」と名付けたという伝えがある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by