桑重儀一(読み)クワシゲ ギイチ

20世紀日本人名事典 「桑重儀一」の解説

桑重 儀一
クワシゲ ギイチ

大正・昭和期の洋画家



生年
明治16(1883)年1月4日

没年
昭和18(1943)年5月24日

出生地
山口県

学歴〔年〕
カリフォルニア大学

経歴
米国のカリフォルニア大学に留学したのを経てフランスに渡る。洋画家として立ち、大正9年帝展に「書見する人」を出品し入選以後も同展を中心に旺盛な創作活動を続け、昭和6年には帝国美術院会員に選ばれた。その一方太平洋美術学校教鞭を執り、後進指導育成にも当たった。作品は他に、「画室に立てる女」「画室の閑暇」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桑重儀一」の解説

桑重儀一 くわしげ-ぎいち

1883-1943 大正-昭和時代前期の洋画家。
明治16年1月4日生まれ。カリフォルニア大卒業後,フランスに遊学。帝展に数おおく出品し,昭和6年帝国美術院会員となる。太平洋美術学校で後進の指導にあたった。昭和18年5月24日死去。61歳。山口県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android