コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

桜井鴎村 さくらい おうそん

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

桜井鴎村 さくらい-おうそん

1872-1929 明治-昭和時代前期の翻訳家,児童文学者。
明治5年6月26日生まれ。桜井忠温(ただよし)の兄。明治32年女子教育視察のために渡米。帰国後,津田梅子とともに女子英学塾(現津田塾大)を設立。また英米の少年冒険小説を多数翻訳し,評論家としても活躍した。のち北樺太(からふと)石油会社取締役。昭和4年2月27日死去。58歳。愛媛県出身。明治学院卒。本名は彦一郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

桜井鴎村
さくらいおうそん
(1872―1929)

翻訳家、児童読み物作家、教育家。本名彦一郎。愛媛県松山市に生まれる。明治学院を卒業し、津田英学塾などの教師を務めるかたわら、『女学雑誌』や『英文新誌』などの編集に携わる。明治30年代、英米の少年冒険小説を多数翻訳し、押川春浪(おしかわしゅんろう)と並んで有名であった。『漂流少年』『航海少年』などを含む叢書(そうしょ)『世界冒険譚(たん)』12冊(1900~1902)が著名。評論・研究的な著書に『現代をんな気質(かたぎ)』『英詩評釈』などがある。なお、日露戦争時の戦争文学『肉弾』で知られる桜井忠温(ただよし)(1879―1965)は実弟である。[上笙一郎]
『『日本児童文学大系2 桜井鴎村他集』(1977・ほるぷ出版)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

桜井鴎村の関連キーワード上笙一郎少年世界

今日のキーワード

コペルニクス的転回

カントが自己の認識論上の立場を表わすのに用いた言葉。これまで,われわれの認識は対象に依拠すると考えられていたが,カントはこの考え方を逆転させて,対象の認識はわれわれの主観の構成によって初めて可能になる...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android