桜坊(読み)さくらんぼう

精選版 日本国語大辞典 「桜坊」の意味・読み・例文・類語

さくらん‐ぼう‥バウ【桜坊】

  1. 〘 名詞 〙 桜の実の総称。特に、ミザクラセイヨウミザクラの実をいう。さくらんぼ。桜桃(おうとう)。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「さくらん坊を入れると三十七」(出典:雑俳・藐姑柳(1785)巳七月朔日)
    2. 「叔母様だって、小児の時は桜実(サクランボウ)を食ったらう」(出典:はやり唄(1902)〈小杉天外〉二)

さくらん‐ぼ【桜坊】

  1. 〘 名詞 〙 「さくらんぼう(桜坊)」の変化した語。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「俗語に桜実をさくらんぼといふは桜干の義なるべし」(出典:随筆・擁書漫筆(1817)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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