日本歴史地名大系 「桜岡神社」の解説 桜岡神社さくらがおかじんじや 大分県:宇佐市旧四日市町地区四日市村桜岡神社[現在地名]宇佐市四日市 東本町四日市の中心部にある。古くは蛭子(えびす)宮あるいは桜岡八幡社ともよんだ。蛭子命・大国主命・月夜見命・事代主命ほか二神を祀り、旧郷社。「豊前志」によれば永正年中(一五〇四―二一)にのち当地の小倉(おぐら)城(四日市切寄)城主となった渡辺筑後守が肥前松浦(まつら)より夷神を背負い来り、四日市の氏神として勧請したという。一方、社伝では永禄元年(一五五八)に渡辺氏が肥前より四日市切寄に勧請して氏神としたという。なお渡辺氏の当地来住年代には諸説がある。慶長一三年(一六〇八)にえびす石の祠にして地内市屋敷(いちやしき)に移転、この工費は渡辺氏一族である上組庄屋と下組庄屋および当村市屋の三軒で負担した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by