桟原(読み)さじきばら

日本歴史地名大系 「桟原」の解説

桟原
さじきばら

[現在地名]厳原町桟原

府中ふちゆう城下の北部、現厳原市街の北に位置する。南に宮谷みやだにが続く。東は屋形(府中城)があった国府界平こうけいびら、西は榎原えのきばら(広道)から成相なりあい山で、北は阿須あず川に沿って北里きたざとと境する。「津島紀略」に桟原とあるが、「津島紀事」では町名としてあげていない。桟原の地名は寛元四年(一二四六)宗重尚が阿比留国時を討った際に桟を架けた故事に由来するという説話がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android