日本歴史地名大系 「梅木平古墳」の解説 梅木平古墳ばいきひらこふん 広島県:豊田郡本郷町下北方村梅木平古墳[現在地名]本郷町下北方 梅木平上北方(かみきたがた)との境近く、梨和(なしわ)川左岸の低丘陵に位置する横穴式石室古墳で梅木平一号墳ともいう。県指定史跡。享保三年(一七一八)の豊田郡上北方村指出帖に「梅慶庵 塚開一つ、長さ六間半、横一間半、高さ二間二尺。入口三間分、高さ一間半、奥三間半、高さ二間二尺、天井両脇共石三つ」とあり、古墳の上にあった小堂梅慶(ばいけい)庵の名をとって梅慶庵塚穴とよばれ、早くから知られていた。「芸藩通志」所収の上北方村絵図には、梅慶庵塚穴と宮仕川(みやじがわ)塚穴がみえる。前者が梅木平一号墳、後者が同二号墳にあたる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報