梅沢彦太郎(読み)ウメザワ ヒコタロウ

20世紀日本人名事典 「梅沢彦太郎」の解説

梅沢 彦太郎
ウメザワ ヒコタロウ

大正・昭和期の出版人,古陶器蒐集家 元・日本出版協会会長。



生年
明治26(1893)年5月23日

没年
昭和44(1969)年8月23日

出生地
東京

別名
号=曙軒

学歴〔年〕
東京慈恵会医院医学専門学校中退

経歴
大正10年日本医事新報社を設立、「週刊日本医事新報」を創刊した。日本出版協会と日本書籍出版協会との間で「日本読書新聞」譲渡問題が紛糾した昭和34年、日本出版協会会長として解決に当たった。日本陶磁協会理事長、文化財審議会専門委員、東京都医師信用組合長などを務めた。また書画、古陶、国宝、重要文化財など、中国朝鮮名品を集収、保存に貢献、43年社内に梅沢記念館を開設した。著書に「茶道名器鑑」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「梅沢彦太郎」の解説

梅沢彦太郎 うめざわ-ひこたろう

1893-1969 大正-昭和時代の出版経営者。
明治26年5月23日生まれ。大正10年日本医事新報社を創業し,「週刊日本医事新報」を発行戦後,日本出版協会会長。中国・朝鮮の書画・古陶の収集家で,日本陶磁協会理事長,文化財保護委員もつとめた。昭和44年8月23日死去。76歳。東京慈恵医専中退。著作に「茶道名器鑑」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android