梅田神社(読み)うめだじんじや

日本歴史地名大系 「梅田神社」の解説

梅田神社
うめだじんじや

[現在地名]三和町字菟原下

土師はぜ川支流細見ほそみ川のほぼ中流右岸の高台にある。

近世菟原下うばらしも村・菟原中村の氏神で古くは春日かすが大明神と称した。祭神は天児屋根命・紀貫之。「丹波志」は祭神を紀氏の祖とする。旧村社。

以下「丹波志」によって記すと文治五年(一一八九)の草創と伝え、梅田七社の第一という。七社とは友淵ともぶちの春日、細見辻ほそみつじの梅田、高杉たかすぎの春日、多紀たき草山くさやま(現兵庫県多紀郡西紀町)の梅田春日社、同郡藤坂ふじさか(現同郡篠山町)の梅田、同郡小原おばら(現篠山町)の梅田の七社である。

社僧は菟原下村福林ふくりん寺末天台宗神護じんご寺の住僧が務めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android