梅若実(初代)(読み)うめわか みのる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「梅若実(初代)」の解説

梅若実(初代) うめわか-みのる

1828-1909 幕末-明治時代の能楽師シテ方。
文政11年4月13日生まれ。観世流梅若六郎氏暘(うじあき)の養子となり,安政6年六郎を襲名,六郎氏実(うじざね)と名のる。明治5年隠居,実と改名維新の混乱期に観世流の統率者として能楽界につくす。16代宝生(ほうしょう)九郎,桜間伴馬(ばんま)とともに明治の三名人といわれた。明治42年1月19日死去。82歳。江戸出身。本姓鯨井。前名は梅若六之丞。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例