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ベルセリウス

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百科事典マイペディアの解説

ベルセリウス

スウェーデンの化学者。ウプサラ大学で医学を学び,医業に従事するかたわら化学の研究を行い,のちストックホルム大学教授。1810年科学アカデミー院長。電気分解の研究を行い,化合物は電気的に正および負の原子または原子団からなるとする二元説を提唱。
→関連項目ケイ(珪)素

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世界大百科事典 第2版の解説

ベルセリウス【Jöns Jacob Berzelius】

1779‐1848
スウェーデンの化学者。リンケビングの近郊に生まれ,ウプサラ大学で医学を学んだ。在学中,ラボアジエの体系に基づく新しい化学を独学し,発明されたばかりのボルタ電堆の研究を行った。卒業後,ストックホルム医科外科大学の無給助手となり,1807年教授となった。1802年鉱山家のヒシンガーW.Hisinger(1766‐1852)とともに塩類水溶液の電気分解を研究し,塩類の酸性成分と塩基性成分とがそれぞれ陽極と陰極に集まることを明らかにした。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベルセリウス
べるせりうす

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世界大百科事典内のベルセリウスの言及

【化学】より

…ローヤル・インスティチューションにつくられた極板250枚以上の強力な電池の力を借りて,デービーは融解塩からカリウム,ナトリウムなどの単離に成功した(1807)。これらの事実に基づいて,J.J.ベルセリウスは電気化学的二元論を展開した。それによると,すべての原子は正電荷・負電荷のいずれかをもっており,化学結合は反対電荷をもつ原子間の電気力によって生じるとした。…

【ケイ素(珪素)】より

…天然には遊離の状態では存在しないが,酸化物やケイ酸塩として岩石中に多く存在し,地殻形成の主成分となっている。1823年にJ.J.ベルセリウスがケイ化フッ素をカリウムで還元して初めて単離した。siliconの名称は,ラテン語の火打石(二酸化ケイ素SiO2から成る)を意味するsilexに由来している。…

【触媒】より

…触媒反応の機構は多くの場合複雑で,よくわかっていない場合が少なくない。
[ベルセリウスの命名]
 スウェーデンの化学者J.J.ベルセリウスが1836年,そのような働きをする物質に注目し,ギリシア語のkatalysis(原義はもつれ,結び目などを解く,ゆるめること)から命名した。すでに古くから糖を原料とするアルコール発酵やアルコールの酢酸発酵が行われ,18世紀前半にはリネン漂白のための鉛室式硫酸製造が始まっていたが,さらに酸によるデンプンの糖化が見いだされ(1781),イギリスのH.デービーにより加熱白金線による発火点以下での水素,一酸化炭素,エチレン,アルコール,エーテルなどの燃焼に関する公開実験がロンドンのローヤル・インスティチューションで行われ(1817),また塩素酸カリウムからの酸素発生反応における二酸化マンガンの促進効果,エチルアルコールからエーテルを得る脱水反応における硫酸添加効果など,注目に値するこの種の現象が多く見いだされるようになった。…

【セリウム】より

…周期表元素記号=Ce 原子番号=58原子量=140.12地殻中の存在度=60ppm(24位)安定核種存在比 136Ce=0.193%,138Ce=0.250%,140Ce=88.48%,142Ce=11.07%融点=795℃ 沸点=3468℃比重=6.7(α‐セリウム),6.9(β‐セリウム)電子配置=[Xe]4f15d16s2 おもな酸化数=III,IV周期表第III族に属する希土類元素の一つ。1803年ドイツのM.H.クラプロートおよびスウェーデンのJ.J.ベルセリウスが互いに独立にスウェーデン産の鉱石から新元素を発見し,これをベルセリウスはそれより2年前に発見された小惑星セレスCeresにちなんでceriumと命名することを提案し,これが一般に通用することになった。しかし後にこれは純粋なものではないことがわかり,これからさらにランタン,ネオジムなどが分離された。…

【セレン】より

…またカルコゲンの一つでもある。1817年J.J.ベルセリウスによって硫酸製造の鉛室泥中から発見された。名称は月を意味するギリシア語selēnēに由来する。…

【トリウム】より

…天然に存在する最も主要な放射性元素の一つである。1828年スウェーデンのJ.J.ベルセリウスがノルウェー産の鉱物中から発見し,オーディンと並んでよく知られる北欧神話の雷神トールThórrにちなんで命名した。98年ドイツのシュミットG.C.N.SchmidtおよびフランスのM.キュリーがそれぞれ独立に放射性元素であることを発見した。…

【塗料】より

…有機化学の大きな進歩の一つは合成樹脂である。1833年スウェーデンのJ.J.ベルセリウスは,化学反応中に未知の原因で形成される樹脂状物質をポリマーpolymerと総称したが,これが高分子化学の発端である(合成樹脂は塗料技術に対しては20世紀に入るまで直接の影響は与えなかった)。同年ニトロセルロースが開発され,硝化度の低いもの(コロジオン)を混合し,溶剤に溶かして塗膜がつくられた。…

※「ベルセリウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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