梅若雅俊(読み)ウメワカ マサトシ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「梅若雅俊」の解説

梅若 雅俊
ウメワカ マサトシ


職業
能楽師(観世流シテ方)

本名
梅若 貞之

別名
前名=梅若 武久

生年月日
明治43年 1月2日

出生地
東京

経歴
2代目梅若家の二男。父に師事し、大正2年3歳で初舞台を踏み、12年「土蜘蛛」で初シテ、昭和8年「道成成」を披く。以来千番近い舞台をつとめる。観世流梅若派の最年長の能楽師として、能楽界の発展後進の育成にも尽力。昭和36年梅若会理事、同年梅若能楽院教授、40年日本能楽会会員、42年能楽協会理事となり、43年「景清」で芸術祭奨励賞。60年能楽界の発展に尽くした業績に対して芸術院賞をうけた。

受賞
日本芸術院賞(第41回)〔昭和60年〕 勲五等双光旭日章〔昭和56年〕 芸術祭奨励賞〔昭和43年〕

没年月日
平成7年 2月10日 (1995年)

家族
父=梅若 実(2代目 54代目梅若六郎),兄=梅若 六郎(55代目),養嗣子=梅若 晋矢(能楽師)

親族
伯父=梅若 万三郎(初代)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「梅若雅俊」の解説

梅若 雅俊
ウメワカ マサトシ

大正・昭和期の能楽師(観世流シテ方)



生年
明治43(1910)年1月2日

没年
平成7(1995)年2月10日

出生地
東京

本名
梅若 貞之

別名
前名=梅若 武久

主な受賞名〔年〕
芸術祭奨励賞〔昭和43年〕,勲五等双光旭日章〔昭和56年〕,日本芸術院賞(第41回)〔昭和60年〕

経歴
2代目梅若家の二男。父に師事し、大正2年3歳で初舞台を踏み、12年「土蜘蛛」で初シテ、昭和8年「道成成」を披く。以来千番近い舞台をつとめる。観世流梅若派の最年長の能楽師として、能楽界の発展と後進の育成にも尽力。昭和36年梅若会理事、同年梅若能楽院教授、40年日本能楽会会員、42年能楽協会理事となり、43年「景清」で芸術祭奨励賞。60年能楽界の発展に尽くした業績に対して芸術院賞をうけた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「梅若雅俊」の解説

梅若雅俊 うめわか-まさとし

1910-1995 大正-平成時代の能楽師シテ方。
明治43年1月2日生まれ。2代梅若実の次男。観世流。父に師事し,大正2年初舞台。昭和60年芸術院賞。平成7年2月10日死去。85歳。東京出身。本名は貞之。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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