梟悪(読み)きょうあく

精選版 日本国語大辞典 「梟悪」の意味・読み・例文・類語

きょう‐あく ケウ‥【梟悪】

〘名〙 (「梟」はフクロウ不孝の鳥であり悪鳥とされるところから) 人道にそむいた極悪な行ないをすること。また、その人。悪逆
※宝生院文書‐永延二年(988)一一月八日・尾張国郡司百姓等解「於国底、彌施梟悪之政、曾無裁報之心

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「梟悪」の意味・読み・例文・類語

きょう‐あく〔ケウ‐〕【×梟悪】

性質が非常に悪くて、人の道に背くこと。また、その人。
「世すで澆季ぎょうきにして―のもの最も時を得たり」〈田口日本開化小史

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「梟悪」の読み・字形・画数・意味

【梟悪】きようあく

暴虐

字通「梟」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android