梨谷小山村(読み)なしたにこやまむら

日本歴史地名大系 「梨谷小山村」の解説

梨谷小山村
なしたにこやまむら

[現在地名]志賀町梨谷小山

吉田よしだ村の北、米町こんまち川中流域にあり、右岸に梨谷、左岸に小山の集落がある。天正五年(一五七七)一一月一日の気多社免田指出案(気多大宮司家文書)によると「とくらく村」から米一〇俵を気多社衆徒方に納入している。同文書では「よし田村」の次行に記載されるので、とくらく村は梨谷小山村の小字徳楽とくらくと推定される。苦竹運上極(雄谷文書)梨谷村とみえ、高七九〇石余、うち鍛冶屋敷二石、役棟は梨谷村・横田村小山田村三ヵ所で一二間とあり、横田村・小山田村は村内小字とも考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android