梯郷(読み)かけはしごう

日本歴史地名大系 「梯郷」の解説

梯郷
かけはしごう

戦国期に九一色郷と総称された九ヵ郷の一。現在の梯一帯に比定される。天文一八年(一五四九)八月一日の武田晴信印判状写(甲州古文書)に「かけはし」とみえ、古関ふるせき郷、芦川あしがわ(現三珠町・芦川村)とともに駿河の今川義元から派遣された合力衆の荷物運送の伝馬を今川氏の印判状に従って出すように通達されている。これは前年二月に晴信が信濃国上田原の合戦で村上義清に敗北し、佐久郡などが奪われたのを奪還するため佐久郡に遠征するに際して、当時武田氏・今川氏・小田原北条氏間で締結されていた同盟に基づいて派遣されたものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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