日本大百科全書(ニッポニカ) 「芦川」の意味・わかりやすい解説 芦川あしがわ 山梨県中部、東八代郡(ひがしやつしろぐん)にあった旧村名(芦川村(むら))。現在は笛吹(ふえふき)市の南部を占める。旧芦川村は2006年(平成18)笛吹市に編入。旧村域は御坂(みさか)山地を縦断する笛吹川の支流、芦川の上流域。芦川の下流部は峡谷のため、河川が利用できず、古来から甲府盆地方面との峠道で外部と交流が行われた。木炭生産、養蚕が盛んであったが、近年はコンニャク栽培が主産物となっている。人口の減少が著しく、1975年(昭和50)に比べて1980年には12.5%、1995年(平成7)と2000年では9.4%と高い減少率を示している。[横田忠夫][参照項目] | 笛吹(市) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「芦川」の意味・わかりやすい解説 芦川あしがわ 山梨県中部,笛吹市南部の旧村域。御坂山地の中部に位置する。 1941年村制。 2006年笛吹市に編入。富士川の支流芦川の上流の谷に集落があり,甲府盆地,富士北麓地方のいずれからも峠越えを必要とする。第2次世界大戦前は製炭,養蚕が主産業であった。ホウレンソウが主要作物で,コンニャクを特産する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報