日本歴史地名大系 「棒美」の解説 棒美ぼうび 北海道:渡島支庁森町鷲ノ木村棒美[現在地名]茅部郡森町字蛯谷町近世の史料にみえる地名。「ばうび」(宝暦八年成立「津軽紀聞」)が古い記録であり、寛政三年(一七九一)菅江真澄は「ボウヒ、ヱヒヤコタン、メツタマチ、カヤベ、濁川、石倉、ポンナイなどの浦々つたひくればけふなん、ひろめ刈そむる小舟の、沖もせにこゝらこぎ連りて、かづき刈り、あるは棹にからみ、いかりびきなど浦々のわざことなれり」(蝦夷迺天布利)と当地周辺の様子を記している。また「ポンクタウンナイよりポンヒイ村を過きホンポヒイベツを過きユノサキ」(「東遊奇勝」同一一年八月九日条)ともある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by