森主税(読み)もり ちから

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森主税」の解説

森主税 もり-ちから

1836-1863* 幕末武士
天保(てんぽう)7年生まれ。播磨(はりま)(兵庫県)赤穂(あこう)藩の家老。用人村上真輔(しんすけ)とともに,守旧派の頭目として下級藩士にうらまれた。文久2年12月9日藩内尊攘(そんじょう)急進派西川升吉(ますきち)らにおそわれ,殺された。27歳。名は可彜(よしつね)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「森主税」の解説

森主税

没年:文久2.12.9(1863.1.28)
生年:天保7(1836)
幕末の赤穂藩家老。藩主森家の一門安政4(1857)年城代家老となる。年22歳。藩政を担当したが,尊王攘夷論傾斜を強めていた中下級士族の反感買い,下城の途次襲われ殺害された。

(井上勲)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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