森宮村(読み)もりのみやむら

日本歴史地名大系 「森宮村」の解説

森宮村
もりのみやむら

[現在地名]大多喜町森宮もりみや

船子ふなこ村の東、夷隅川右岸に位置する。森野宮もりのみや森之宮とも記した。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高三七二石。慶長五年(一六〇〇)の大多喜藩領分高付帳(大木家文書)では高三二一石余。元禄郷帳では高三七二石余で、幕末まで同高。寛永二〇年(一六四三)旗本服部領になったとみられる(「寛政重修諸家譜」、延享三年「夷隅郡村高覚」沢家文書)。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では旗本服部二家の二給支配で、家数四一。同領主で幕末に至る(旧高旧領取調帳)。年未詳の伊保庄大田喜領内森宮村田畑御地詰帳(渡辺家文書)では反別九町九反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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