日本歴史地名大系 「森山中村」の解説 森山中村もりやまなかむら 広島県:双三郡作木村森山中村[現在地名]作木村森山中岡三淵(おかみぶち)村の南に位置する山間村で、古くは西南の森山西(もりやまにし)村、東南の森山東村とともに一村で森山村と称した。享禄四年(一五三一)一一月二三日付で尼子経久が出雲国飯石(いいし)郡の赤穴光清に宛てた書状(「閥閲録」所収中川与右衛門家文書)に「備後之内森山・山中・河淵之事、先年高橋(弘厚)退治之刻より我等令(被)知行候、去年已来不知行候、只今此方手ニ入候、為新給進置候」とあり、この頃山中(やまなか)村(のち大畠村・光守村・西野村に分村)や河淵(かわぶち)村(のち伊賀和志村・大津村に分村)とともに赤穴氏の支配下にあったことが知られる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by