森林理水(読み)しんりんりすい(英語表記)water regulation by forest

世界大百科事典 第2版の解説

しんりんりすい【森林理水 water regulation by forest】

森林の働きによって,降雨を山地にたくわえて洪水を抑制したり,反対に無降雨が続いたときに徐々にたくわえを放出し,河川の流量の変化を少なくすること。また,森林のもつこうした流量調節の働きを森林の理水機能という。森林が山地からの水の流出を調節するしくみには,樹冠の降雨遮断,地面蒸発抑制,落葉落枝の地表流下抑制なども関係するが,最も大きな要因は,森林土壌団粒構造がもつ孔隙(こうげき)が,浸透能,保水能を強化することと,林木の生理的な水消費にある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

ゲーム障害

オンラインゲームなどへの過度な依存により日常生活に支障をきたす疾病。インターネットやスマートフォンの普及でオンラインゲームなどに過度に依存する問題が世界各地で指摘されていることを受け、世界保健機関(W...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android