森腰(読み)もりこし

日本歴史地名大系 「森腰」の解説

森腰
もりこし

[現在地名]上磯郡知内町字森越

享保十二年所附にみえる地名。現町域の中央北寄り、知内川の北を流れる森越もりこし川の流域に位置する。同所附には「一 脇本村 おも内 森腰(中略) 中の川 立有川」などと記され、南側の「おも内」(現字重内)から森腰まで一里、「中の川」(現中ノ川)から北側の建有たてあり川まで一里であった。「えぞのてぶり続」に「森越し川」もみえる。享和二年(一八〇二)三月一六日、幕府の命により蝦夷地警備のため箱館に向かう盛岡藩兵八八人が野辺地のへじ(現青森県野辺地町)出航。途中暴風に遭って建有川前浜で破船(休明光記附録)、一七日森越中ノ川なかのかわに漂着して沈没

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android