知内町(読み)しりうちちよう

日本歴史地名大系 「知内町」の解説

知内町
しりうちちよう

面積:一九六・六六平方キロ

昭和四二年(一九六七)一〇月上磯かみいそ知内村が町制を施行して成立。渡島支庁管内の南西部に位置し、北は木古内きこない町、西は檜山支庁檜山郡上ノ国町、南は松前郡福島ふくしま町に接し、東に津軽海峡が広がる。木古内町との境をなす建有たてあり川をはじめ、町内を流れる河川は津軽海峡に注ぐ。ほぼ中央を知内川が流れ、流域に耕作地が形成される。集落は同川流域ならびに小河川の周囲に分布している。津軽海峡に沿って広がる平野、段丘地の三方を山岳が取囲む。南部渡島山地の主峰大千軒だいせんげん(一〇七一・六メートル)を中心に北にたどると、上ノ国町との境界をなすななッ岳(九五六・八メートル)袴腰はかまごし(六九九・一メートル)がそびえ、南側には岩部いわべ(七九四・二メートル)まる(六六五・四メートル)灯明とうみよう(五七七・四メートル)などが連なる。町域の約八一パーセント(約一六〇平方キロ)山林(平成一三年「知内町統計要覧」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「知内町」の意味・わかりやすい解説

知内〔町〕
しりうち

北海道南部,津軽海峡にのぞむ町。 1967年町制。地名アイヌ語のチリオチ (鳥のいるところの意) に由来。主産業は,米作および漁業。涌元 (わきもと) ,小谷石 (こたにいし) 海岸松前矢越道立自然公園に属する景勝地。 JR津軽海峡線,国道 228号線が通る。面積 196.75km2人口 4167(2020)。

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