植木憲道(読み)ウエキ ケンドウ

20世紀日本人名事典 「植木憲道」の解説

植木 憲道
ウエキ ケンドウ

明治〜昭和期の僧侶,社会事業家 雲巌寺(臨済宗)住職



生年
明治4年9月17日(1871年)

没年
昭和42(1967)年5月26日

出生地
岡山県

本名
植木 義雄

旧姓(旧名)
藤井

主な受賞名〔年〕
黒羽町名誉町民

経歴
兵庫県明石郡の西福寺住職・植木祖俊の養子となり、明治15年に出家臨済宗本山妙心寺などで修行を積んだのち、大正4年に栃木県黒羽の雲巌寺第58世住職となった。以来、県内の各地に出向いて法話を行い、多くの信者に尊敬された。その傍ら、青少年教育や社会事業に奔走し、雲巌寺簡易高等学校を開設したほか、毎夏には林間学校主宰。また、近郷に医者が居なかったため、寺内に雲巌寺診療所を設けた。昭和15年頃に退隠。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「植木憲道」の解説

植木憲道 うえき-けんどう

1871-1967 明治-昭和時代の僧。
明治4年9月17日生まれ。臨済(りんざい)宗。明治15年兵庫県西福寺で出家。神戸市祥福寺,京都妙心寺で修行をつみ,大正4年栃木県雲巌寺の住職となる。寺内に雲巌寺診療所,簡易高等学園を開設するなど社会事業につくした。昭和42年5月26日死去。95歳。岡山県出身。旧姓は藤井。本名は義雄。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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