林間学校(読み)リンカンガッコウ

デジタル大辞泉 「林間学校」の意味・読み・例文・類語

りんかん‐がっこう〔‐ガクカウ〕【林間学校】

夏休みなどに、高原など涼しい土地で児童生徒を合宿させ、野外活動などを通して心身鍛練集団生活指導などを行うこと。また、そのための施設 夏》「日蔭蝶追うて―へ/虚子

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精選版 日本国語大辞典 「林間学校」の意味・読み・例文・類語

りんかん‐がっこう‥ガクカウ【林間学校】

  1. 〘 名詞 〙 夏休みなどに、学校教育一環として、高原などで開かれる合宿訓練。また、そのための建物。健康指導、集団訓練のほか、特別授業、科学的観察などを加えて学習させることを目的とする。《 季語・夏 》 〔現代新語辞典(1919)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「林間学校」の意味・わかりやすい解説

林間学校 (りんかんがっこう)

山麓や高原などにおいて,保養,身体訓練,レクリエーションなどのために設けられる学校施設夏期一定期間に限ってキャンプ生活をする場合には,学校キャンプと呼ぶこともある。臨海学校に比べて歴史は新しい。当初はおもに虚弱児の保養と健康回復のための施設として設けられた。1905年東京市の精華小学校が群馬県妙義山麓に設けた休暇集落がその最初といわれる。17年には社団法人白十字会が神奈川県茅ヶ崎海岸に最初の虚弱児保養常設施設として茅ヶ崎林間学校を設立し,以後小児結核予防運動の一環としてしだいに各地に設けられ,38年には公私立16施設に達した。他方,第1次大戦前後から,学校保健への注目や豊かな自然環境における子どもの成長をめざす新教育運動の影響により,都市部の小学校,高等女学校などで健常児童・生徒をも対象とした夏休み中の林間学校が設置され始めた。第2次大戦後の1950年代以降は,都市部を中心とした多くの小学校,中学校,高校などで,全児童・生徒を対象とする夏期の恒例的な行事として普及するようになった。結核病の減少により常設的な虚弱児保養施設の需要が少なくなり,それらが健常児のレクリエーション施設に転用される例もみられるようになった。また,勤労体験学習ボランティア活動の要素を含んだ行事が計画されることも少なくない。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「林間学校」の意味・わかりやすい解説

林間学校
りんかんがっこう

学校の教育行事の一つ。夏季の一定期間,山林など自然環境に恵まれた施設に児童生徒を合宿させ,野外活動や水泳,合宿集団訓練,生活訓練を行い,体力や健康の増進をはかるための行事。昭和以降盛んに行われている。また虚弱な児童生徒の治療と教育を目的として,林間に設けられる学校施設をいうこともある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「林間学校」の意味・わかりやすい解説

林間学校
りんかんがっこう

臨海学校・林間学校

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