植松包美(読み)ウエマツ ホウビ

20世紀日本人名事典 「植松包美」の解説

植松 包美
ウエマツ ホウビ

明治〜昭和期の漆芸家



生年
明治5年11月1日(1872年)

没年
昭和8(1933)年11月16日

出生地
東京

本名
植松 弥太郎

経歴
代々蒔絵師で、父の抱民に蒔絵の技法を、図案意匠岸光景に学ぶ。古典妙味を生かした伝統的で技巧に優れた作品を制作。パリ万博や東京大正博などに出品し、帝展審査員も務め、漆工界の指導役割を果たした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「植松包美」の解説

植松包美 うえまつ-ほうび

1872-1933 明治-昭和時代前期の漆芸家。
明治5年11月1日生まれ。植松抱民の子。父に家業の蒔絵(まきえ)の技法をまなび,図案意匠は岸光景の指導をうける。琳派風の意匠をとりいれたが,のち琳派趣味を脱し独自の作風で知られる。日本美術協会展,帝展などで受賞多数。昭和8年11月16日死去。62歳。東京出身。本名は弥太郎。作品に「蜀江錦蒔絵料紙硯箱」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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