椎鈍(読み)しいにび

精選版 日本国語大辞典 「椎鈍」の意味・読み・例文・類語

しい‐にびしひ‥【椎鈍】

  1. 〘 名詞 〙 椎の樹皮からとった染料で染めた色。墨色しいにぶ。
    1. [初出の実例]「椎鈍(シヒニビ)法衣なぞは、見慣れてゐるだけに、有れども無きが如くである」(出典:鼻(1916)〈芥川龍之介〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「椎鈍」の読み・字形・画数・意味

【椎鈍】ついどん

愚鈍。明・方孝孺〔采先生に与ふる書、一〕某、質性椎鈍、學篤專ならず。行能、取るべき無し。執事察せず、(あやま)りて之れをる。

字通「椎」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android