椿島・青松島(読み)つばきしま・あおまつしま

日本歴史地名大系 「椿島・青松島」の解説

椿島・青松島
つばきしま・あおまつしま

[現在地名]陸前高田市広田

椿島は広田ひろた半島の南端、広田崎より南東約一キロの海上に浮ぶ花崗岩よりなる小島。宝暦一一年(一七六一)の「気仙風土草」には貝鳴かいなり島とあり、ツバキが多いことから俗に山茶樹つばき島といい、弁才天が祀られる女人禁制の島で、慈覚大師開基ともいわれると記す。島名の示すように、以前は全島ツバキに覆われていたが、今はウミネコやその他の海鳥のため樹木の大部分が枯れ、イタドリヨモギ、イネ科植物のみが茂る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android