楊枝薬師堂(読み)ようじやくしどう

日本歴史地名大系 「楊枝薬師堂」の解説

楊枝薬師堂
ようじやくしどう

[現在地名]三重県紀和町楊枝

楊枝の北端にある。禅宗の浄楽じようらく寺境内にあったが、同寺は明治初年廃寺となり、薬師堂だけが残った。薬師堂縁起(薬師堂蔵)に次のように記す。

<資料は省略されています>

楊枝薬師本尊胎内に「正安二年八月八日大施主西心」の書付があり、文安元年(一四四四)・承応二年(一六五三)・貞享二年(一六八五)・安永六年(一七七七)の棟札が残る(南牟婁郡誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android