最新 地学事典 「楕円体高」の解説
だえんたいこう
楕円体高
ellipsoidal height
地球に固定された地球楕円体(準拠楕円体)からの垂線に沿って測った対象点までの距離。GNSSなど宇宙測地技術を用いると,地球重心を原点とする測定点の3次元座標が得られるため,楕円体高が直接計測できる。また,水準測量では,ジオイドからの距離である正標高が得られるため,楕円体高はジオイド高と正標高の和となる。海域では,楕円体高とジオイド高の差が力学的海面高であり,その形状は,海面高の勾配による圧力傾度力と海流による転向力(コリオリ力)との地衡流平衡によって決まる。
執筆者:福田 洋一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

