楠原城跡(読み)くすばるじようあと

日本歴史地名大系 「楠原城跡」の解説

楠原城跡
くすばるじようあと

[現在地名]北部町楠野 楠原

楠野くすの台地の北東部にあり、帯状形に北東から南西に主軸をなしている。標高七五メートル、北側麓の水田からの比高は約三〇メートルで、現在城跡には楠野神社があり、周辺には五輪塔などが残る。城跡には庄屋口しようやぐち鍛冶屋口かじやぐち・かまや・なかがた・太郎丸たろうまる古屋敷ふるやしき裏門うらもんなどの小字名が残り、北側の谷地には柳小路やなぎこうじ鉄鉋小路てつぽうこうじ北小路きたこうじなどの地名がある。おもな遺構として堀畑ほりばたとよばれる長さ三五メートル・幅一六―三〇メートルの堀切の跡があり、その東側の迫に井戸跡が確認される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android