楠本正継(読み)クスモト マサツグ

20世紀日本人名事典 「楠本正継」の解説

楠本 正継
クスモト マサツグ

大正・昭和期の中国哲学者 九州大学名誉教授



生年
明治29(1896)年12月29日

没年
昭和38(1963)年12月23日

出生地
長崎県針尾島

別名
号=蒼茫斎

学歴〔年〕
東京帝国大学支那哲学科〔大正11年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔昭和17年〕

主な受賞名〔年〕
西日本文化賞〔昭和38年〕,朝日文化賞〔昭和39年〕

経歴
大正12年浦和高等学校教授、15年九州帝国大学法文学部助教授、昭和2年教授となり、3年からドイツイギリス、中国に留学。19年同大図書館長、35年定年退官、名誉教授となり福岡で研究生活。著書に「宋明時代儒学思想の研究」、学位論文は「陸王学派思想の発展」で、死後論文集「楠本正継先生中国哲学研究」が出された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「楠本正継」の解説

楠本正継 くすもと-まさつぐ

1896-1963 大正-昭和時代の中国哲学者。
明治29年12月29日生まれ。楠本端山の孫。昭和2年九州帝大教授。朱子学陽明学比較研究で名をなし,没後の39年「宋明時代儒学思想の研究」で朝日文化賞をうけた。昭和38年12月23日死去。66歳。長崎県出身。東京帝大卒。著作ほかに「荘子天籟考」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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