楡家の人びと(読み)ニレケノヒトビト

デジタル大辞泉 「楡家の人びと」の意味・読み・例文・類語

にれけのひとびと【楡家の人びと】

北杜夫長編小説。第1部および第2部は「新潮」誌で昭和37年(1962)から昭和39年(1964)にかけて連載。これに書き下ろしの第3部を加えて昭和39年に刊行同年、第18回毎日出版文化賞受賞。トマス=マン小説ブッデンブローク家の人々」を下敷きに、著者自身の家族をモデルとして書かれた作品。大正から昭和の時代を背景に、ある精神科医一族の3代にわたる歴史と没落を描く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 トマス マン

デジタル大辞泉プラス 「楡家の人びと」の解説

楡家の人びと

北杜夫の長編小説。1964年刊行。同年、第18回毎日出版文化賞受賞。

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