楪村(読み)ゆずりはむら

日本歴史地名大系 「楪村」の解説

楪村
ゆずりはむら

[現在地名]藤島町楪

関根せきね村の北方に位置し、南は無音よばらず村。東を京田きようでん川が北流する。近世初期には柊村とも称した。杠葉とも記された。上・下二村(集落)からなり、北方の下村より開かれた。なお弍郡詳記は小名として上杠葉・下杠葉・横道をあげる。下村の渋谷家は添川そえがわ村から移住したが、村名は添川城付近の杠葉台から名付けられたという(藤島町史)。延宝(一六七三―八一)頃まで、下村の佐渡向いに沼口ぬまくち村があったが(鶏肋編)、のち消滅した。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録では高二七一石余、以後庄内藩領。寛永元年庄内高辻帳では柊村として高三九四石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android