楮町(読み)こうじまち

日本歴史地名大系 「楮町」の解説

楮町
こうじまち

[現在地名]弘前市楮町

城の南東に位置し、松森まつもり町から小比内さんぴない村・高崎たかさき村に向かう道筋町並

延宝五年(一六七七)弘前惣御絵図(市立弘前図書館蔵)の貼紙に楮町とあり、二〇軒の屋敷割がある。町の本格的な形成は、国日記元禄一四年(一七〇一)五月二〇日条によれば、藩から紙漉かみすき町喜兵衛が、楮畑と楮作人二〇人分の屋敷地と材木を給されて行われた。元禄一四年の地子銀納への改定において、町役は一軒につき銀七匁と定められたが、小頭二軒は免除された(国日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android