楽器学(読み)がっきがく(その他表記)Musikinstrumentenkunde

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「楽器学」の意味・わかりやすい解説

楽器学
がっきがく
Musikinstrumentenkunde

楽器を研究対象とする学問で,音楽学の一分野。その目的,方法の点から,楽器を一つの機械と考え,楽器の構造を研究する自然科学的部門と,楽器を文化的産物と考え,その由来分布などを研究する社会科学的部門に分けられる。前者では,工学的音響学的考察主体となり,後者では歴史学的民族学的考察が主となる。そして両者の総合部門として楽器分類学があり,E.ホルンボステルと C.ザックス,A.シェフナー,H.ドレーガーらの分類法は,学問的なものとして知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む