榁木(読み)むろのき

精選版 日本国語大辞典 「榁木」の意味・読み・例文・類語

むろ‐の‐き【榁木】

  1. 〘 名詞 〙 植物ねず(杜松)」の古名
    1. [初出の実例]「吾妹子が見し鞆の浦の天木香樹(むろのき)常世にあれど見し人そなき」(出典万葉集(8C後)三・四四六)

榁木の語誌

「むろ」「むろのき」を「ねず(杜松)」の古名としたが、この他にギョリュウに当てる説、ネズを中心に同じヒノキ科の植物も含める説がある。特に、古辞書類に挙げられている「檉・赤檉」などの漢字がギョリュウをさすところから、ネズとは別語として別項とする辞書が多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 吾妹子 名詞 実例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む