榾木(読み)ホタギ

デジタル大辞泉 「榾木」の意味・読み・例文・類語

ほた‐ぎ【×榾木】

《「ほだぎ」とも》
ほた」に同じ。
シイタケを栽培するときに、種菌をつける原木シイクリクヌギなどの幹を用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「榾木」の意味・読み・例文・類語

ほた‐ぎ【榾木】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ほだぎ」とも )
  2. ほた(榾)
    1. [初出の実例]「うらやましほたききりくべいかばかりみゆわかすらむあきのやまさと」(出典:建礼門院右京大夫集(13C前))
  3. 椎茸(しいたけ)をその皮部から発生させるための木材。椎(しい)、栗、櫟(くぬぎ)などの幹を用いる。
    1. [初出の実例]「や櫟を切り仆(たふ)して椎茸のぼた木を作る」(出典温泉(1930)〈梶井基次郎〉一)

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世界大百科事典(旧版)内の榾木の言及

【シイタケ(椎茸)】より

…日本,韓国,中国,台湾,フィリピン,ボルネオ,ニューギニア,マレーシアに分布する。日本では春と秋に山地の広葉樹の枯幹,切株などに野生するが,榾木(ほたぎ)(菌を接種した原木)による人工栽培が広く行われている。
[栽培]
 日本でのシイタケ栽培の歴史は古く,元禄年間(1688‐1704)には豊後(ぶんご)や伊豆地方ですでに榾木栽培が始まっていたらしい。…

※「榾木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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