(読み)ホタ

デジタル大辞泉 「榾」の意味・読み・例文・類語

ほた【×榾/榾柮】

《「ほだ」とも》炉やかまどでたくたきぎ。小枝や木切れなど。 冬》「おとろへや―折りかねる膝頭一茶

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精選版 日本国語大辞典 「榾」の意味・読み・例文・類語

ほた【榾・榾柮】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ほだ」とも )
  2. 炉や竈(かまど)でたくたきぎ。木の切端や枝、枯木など。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「こりつみしほたなかりせば冬深き片山里にいかですままし〈源忠房〉」(出典:永久百首(1116)冬)
  3. 大きな材木。また、地面に倒れて朽ちた木。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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普及版 字通 「榾」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] コツ
[字訓] ほた

[字形] 形声
声符は骨(こつ)。〔玉〕に「枸榾なり」とあり、ひいらぎ。また切株の意に用いる。

[訓義]
1. ひいらぎ。
2. ほた。

[古辞書の訓]
名義抄〕榾 アレタリ

[熟語]
榾榾榾柮

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