槌打(読み)つちうち

精選版 日本国語大辞典 「槌打」の意味・読み・例文・類語

つち‐うち【槌打】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 布織物を平らな木または石の台(砧(きぬた))にのせて、槌で打ち、布に光沢や柔らかさを出すこと。また、それをする人。綿織物に用いられる仕上法で、現在は打布機で行なう。きぬた打ち。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 油搾木(あぶらしめぎ)男柱くさびを打つこと。また、それをする人。
    1. [初出の実例]「油屋の槌打(ツチウチ)の娘、臼のめきりのむすめ」(出典浮世草子好色万金丹(1694)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android