樊噲草(読み)はんかいそう

精選版 日本国語大辞典 「樊噲草」の意味・読み・例文・類語

はんかい‐そうハンクヮイサウ【樊噲草】

  1. 〘 名詞 〙 キク科多年草本州の静岡県以西、四国、九州の山地のやや湿った所に生える。高さ一メートルに達する。茎の基部に紫色斑点がある。根生葉は長柄をもち径約三〇センチメートルの心臓状円形で掌状に深裂、各裂片はさらに中裂し縁に不規則な鋸歯がある。茎葉は三個で小さく、柄の基部は広い鞘となって茎を抱く。初夏、茎の先端に径約一〇センチメートルの鮮黄色の頭状花が数個咲く。舌状花は約一〇個あり、長さ四~六センチメートル。漢名、望江南・大呉風草。《 季語・夏 》 〔大和本草(1709‐15)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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