樋口季一郎(読み)ヒグチ キイチロウ

20世紀日本人名事典 「樋口季一郎」の解説

樋口 季一郎
ヒグチ キイチロウ

明治〜昭和期の陸軍中将



生年
明治21(1888)年8月20日

没年
昭和45(1970)年10月11日

出生地
兵庫県

旧姓(旧名)
奥沢

学歴〔年〕
陸士〔明治42年〕卒,陸大〔大正7年〕卒

経歴
明治42年歩兵少尉。浦塩派遣軍司令部付、参謀本部員、朝鮮軍参謀を経て、大正14年ポーランド公使館付武官。昭和8年東京警備司令部付、歩兵第41連隊長、10年第3師団参謀長、12年ハルビン特務機関長、13年参謀本部第2部長、14年中将、第9師団長。17年北部軍司令官。18年北方軍、19年第5方面軍、20年2月北部軍管区併置の各司令官として対米、対ソ作戦の最高指揮官を務めた。ハルビン特務機関長を務めていた13年、ナチス迫害を逃れてシベリア鉄道でやってきたユダヤ難民の入国満州国に認めさせ、16年までに数千人を鉄道ルートで天津に逃れさせた。没後の46年戦前の手記を「アッツ・キスカ軍司令官の回想録」として刊行

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「樋口季一郎」の解説

樋口季一郎 ひぐち-きいちろう

1888-1970 大正-昭和時代前期の軍人
明治21年8月20日生まれ。第三師団参謀長,ハルビン特務機関長などをつとめ,昭和14年陸軍中将となる。のち第九師団長をへて19年第五方面軍司令官となり,20年北部軍管区司令官をかねた。昭和45年10月11日死去。82歳。兵庫県出身。陸軍大学校卒。旧姓は奥沢。著作に「アッツ・キスカ軍司令官の回想録」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「樋口季一郎」の解説

樋口 季一郎 (ひぐち きいちろう)

生年月日:1888年8月20日
明治時代-昭和時代の陸軍軍人。中将
1970年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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