デジタル大辞泉 「標の帯」の意味・読み・例文・類語 しるし‐の‐おび【▽標の帯】 懐妊を祝って、そのしるしに結ぶ帯。5か月めの吉日に妊婦が腹に締めた。いわた帯。「かの恥ぢ給ふ―の引き結はれたるほどなど」〈源・宿木〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「標の帯」の意味・読み・例文・類語 しるし【標】 の 帯(おび) 懐妊を祝って、そのしるしに結ぶ帯。五か月目の吉日を選んで腹にしめた。白色または紅色の布(木綿)や帛(絹)。腹帯。岩田帯。[初出の実例]「御腹も、少しふくらかになりにたるに、かの、恥ぢ給ふしるしのおひの、引き結はれたる程など」(出典:源氏物語(1001‐14頃)宿木) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例