標の帯(読み)シルシノオビ

デジタル大辞泉 「標の帯」の意味・読み・例文・類語

しるし‐の‐おび【標の帯】

懐妊を祝って、そのしるしに結ぶ帯。5か月めの吉日妊婦が腹に締めた。いわた帯。
「かの恥ぢ給ふ―の引き結はれたるほどなど」〈宿木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「標の帯」の意味・読み・例文・類語

しるし【標】 の 帯(おび)

  1. 懐妊を祝って、そのしるしに結ぶ帯。五か月目の吉日を選んで腹にしめた。白色または紅色の布(木綿)や帛(絹)。腹帯岩田帯
    1. [初出の実例]「御腹も、少しふくらかになりにたるに、かの、恥ぢ給ふしるしのおひの、引き結はれたる程など」(出典:源氏物語(1001‐14頃)宿木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む