標致(読み)ひょうち

精選版 日本国語大辞典 「標致」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ちヘウ‥【標致】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 趣をあらわし示すこと。
    1. [初出の実例]「標致如鶴在雞群書法似虎臥鳳闕」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)一・鶴菴住寿福)
    2. [その他の文献]〔魏書‐文苑伝序〕
  3. 容貌の美しいこと。また、美人
    1. [初出の実例]「含嬌含態自舒遅、標致由来皆殊絶」(出典:玩鴎先生詠物雑体百首(1794)祇園祭優行)
    2. [その他の文献]〔元曲・鴛鴦被‐第一折〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「標致」の読み・字形・画数・意味

【標致】ひよう(へう)ち

趣旨。また、高い風格。前蜀・貫休〔山詩、二十四首、六〕鳥外塵中、四十秋 亦た曾(かつ)て高く(いふ)す、侯 斯(かく)の如きの標致、拙なりと雖も 大夫兒、合(まさ)に自由なるべし

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