樟脳油(読み)ショウノウユ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「樟脳油」の意味・読み・例文・類語

しょうのう‐ゆシャウナウ‥【樟脳油】

  1. 〘 名詞 〙 クスノキ水蒸気蒸留によって得られた油状物から樟脳を分離した残りの油。淡黄色の液体。これをさらに精留して、再製樟脳の五〇パーセント、赤油二二パーセント、白油二〇パーセント、藍色油二パーセントを得る。赤油はバニリン農薬などの原料に、白油(片樟油)は人造ユーカリ油の製造、浮遊選鉱剤・防虫防臭剤などに、藍色油は浮遊選鉱剤、防虫防臭剤、医薬品などに用いられる。本樟油。〔英和商業新辞彙(1904)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android