模型・摸型(読み)もけい

精選版 日本国語大辞典 「模型・摸型」の意味・読み・例文・類語

も‐けい【模型・摸型】

〘名〙
① 同形のものを作るためのかた。いがた。
舎密開宗(1837‐47)一八「蝋を以て造りたる摸型に髹り後温めて蝋型を烊し除きて」
実物の形をそのまままねて作ったもの。また、もとのものとそっくりであるもの。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉三「大理石、価貴が故に、土を焼て、模型(モケイ)を作りなば」
一定様式。ひとつのパターン
歩兵操典(1928)第一八「常に一定不変の状況を現出せしむることを避け教練をして模型に陥らしむべからず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報