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歩兵操典 ほへいそうてん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

歩兵操典
ほへいそうてん

歩兵を訓練し戦闘を実行させるため,標準とされるべき事項を示した書。旧日本陸軍では,小型 (A7判) で,兵士が携帯しやすいようにつくってあった。戦闘一般の目的は,敵を圧倒し,殲滅 (せんめつ) することであるという綱領に始り,各個,中隊,機関銃隊,歩兵砲隊,大隊,通信隊,連隊などの各教練編に分れ,不動の姿勢,行進,戦闘要領,戦闘指揮の原則,銃砲操作,戦術など,軍隊運用上の主要な原則および制式が述べられていた。

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百科事典マイペディアの解説

歩兵操典【ほへいそうてん】

旧陸軍の歩兵についてその訓練の基準と戦闘の指針を示したもの。初めフランスに範をとり1873年制定。1891年ドイツ式に改訂,1909年日本独自のものに改正され,精神主義を強調,以後の各操典の原型となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

歩兵操典
ほへいそうてん

旧日本陸軍の主兵であった歩兵の訓練と戦闘の準拠を示したもの。天皇の裁可を経て軍令として施行された。明治初期のものはフランス、ドイツのものを翻訳したにすぎなかったが、日露戦争後の1909年(明治42)根本的な改訂が加えられた。以後小改訂はあったが、基本は敗戦まで変わらなかった。その特徴は、忠君愛国と必勝の信念を強調する精神主義にあった。冒頭の綱領は「軍紀ハ軍隊ノ命脈ナリ」とし、命令に対し絶対服従することを要求した。また攻撃精神をもって軍人精神の精華とした。これらの精神的要素が「物質的威力ヲ凌駕(りょうが)シテ戦捷(せんしょう)ヲ完(まっと)ウシ得ル」としている。このような非科学的、独善的な思想が、兵士と国民に多くの犠牲を強いることになったのである。[藤井治夫]

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