権三と助十(読み)ごんざとすけじゅう

精選版 日本国語大辞典 「権三と助十」の意味・読み・例文・類語

ごんざとすけじゅうゴンザとすけジフ【権三と助十】

  1. 戯曲。岡本綺堂作。大正一五年(一九二六発表、同年初演。駕籠(かご)かきの権三と助十が、同じ長屋に住む小間物屋彦兵衛の殺人罪の疑いをはらすという内容巷談に取材し庶民階級を描いた喜劇

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「権三と助十」の解説

権三と助十
ごんざと すけじゅう

歌舞伎浄瑠璃外題
作者
岡本綺堂
初演
大正15.7(東京歌舞伎座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の権三と助十の言及

【大岡政談物】より

…この作品群は,ほとんどそのまま寄席から劇場へ入って,歌舞伎化された。しかし,明治時代になって膨大な作品群も漸次消滅し,現在歌舞伎劇として伝存しているものは《扇音々(おうぎびようし)大岡政談(天一坊)》《勧善懲悪覗機関(かんぜんちようあくのぞきからくり)(村井長庵)》《梅雨小袖昔八丈(髪結新三,白子屋お熊)》と,大正年間に岡本綺堂が小間物屋彦兵衛から想を得て書きおろした《権三と助十》など4,5編にすぎない。そのうちでも《髪結新三》や《権三と助十》では,大岡越前守のお裁きのくだりはカットされるか,話だけになってしまって舞台には登場しない。…

※「権三と助十」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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